設計段階で施工上の課題が残ったままになっており、解決せず進んだため、着工後に設計を見直す羽目になった…などのお声を聞く事があります。
施工段階での設計変更や工事のやり直しは、ムリ・ムダ・ムラが生じて効率的ではなく、工期の圧迫や無駄な建築費用が増えてしまうことにどうしてもつながってしまいます。
建築プロセスの改革により、ムリ・ムダ・ムラをなくします
そのため、私たちはお客様のリスクを少しでも減らすため、従来の建築プロセスを変えることに取り組んでいます。
具体的には、設計の初期段階からどのように施工すればよいのかまで考えながら(フロントローディング)設計の推進を行っています。
フロントローディングとは
施工段階の課題を設計段階で解決することにより、施工段階の手直しなどを防いで合理化・効率化を図ります。それにより後で手戻りによる追加費用が発生しないようになります。
建築プロセスの初期段階であれば、施工を考慮して設計を何度も見直しても、施工段階と比べてコストも手間もかかりません。
ただし、設計段階に施工段階のシミュレーションを行うため、設計者への負担は大きくなり、設計に時間を要します。
設計から建物が完成するまでで考えれば効率化が図れますが、フロントローディングを実現するためには、事業主様、設計者、施工者の協力が欠かせません。
私たちはこの一般化に取り組んでいます
私たちは、建築関係者が協働し、情報共有しながら進められるよう、私たちは、設計者の枠組みを超えて設計・施工までのマネジメントを行う事で、「建築費用が増えてしまう」ことを打開する取組みを行っていきます。