これまでの建築プロセスでは、初期段階の設計で建物の概略を決め、仕上げや施工方法などの具体的な決定事項は施工段階で決めるのが一般的でした。
そのため、着工後に問題が発覚して、設計変更や工事のやり直しとなることが少なくありませんでした。
フロントローディングでは、設計の段階で施工方法を検討し、施工に関する具体的な事項を決定します。
設計の初期段階であれば、設計変更を繰り返しても、変更は容易ですが、後工程になるほど工事費への影響などリスクは大きくなります。
フロントローディングを行うことにより、施工の問題を未然に防ぐとともに品質の向上を図り、費用対効果に優れた高品質の建物を実現することが可能になります。