歴史的建造物の調査を行いました

荘内神社 本殿

荘内神社 拝殿

荘内神社 拝殿

鶴岡市には今も多くの歴史的建造物が現存しています。地域固有の歴史的建造物とその周辺施設、および人々が織り成す歴史的風致の維持及び向上を図るため、市は鶴岡市歴史的風致維持向上計画(第2期)を作成し、国の認定を受けています。
弊社は市からの委託により、歴史的建造物5物件(荘内神社 本殿、荘内神社 拝殿、菅家庭園、七日町観音堂、山王日枝神社 本殿)について調査を行いました。建造物の基本情報、建築的情報、歴史的資産としての価値・特徴の調査、建築年を特定できる資料の調査、および調査報告書の作成を行い、今後の維持管理に活用できるものとして評価いただきました。

建築的情報の調査のうち、平面図の作成に最新技術を活用しました。最初に、建造物をハンディーレーザースキャナーで撮影して点群データを取得し、そのデータを基に3次元モデル(BIMモデル)を構築しました。図面は、3次元モデルから切り出して作成しました。
既存の建造物については、図面が無い場合や図面と実際の建物が異なっている場合がありますが、点群データを活用してデジタル化すれば、整合性のとれた図面を効率的に作成することができます。

弊社には、歴史建造物の保全と活用に関する知識及び技術等を有する「山形県ヘリテージマネージャー」が在籍しています。専門知識・技術と最新技術を活用し、歴史的建造物の保全活用やまちづくりのお役に立てれば幸いです。